インターネットで簡単に投票や議決権行使ができるウェブ選挙システムは、選挙関連業務の効率化に
効果的なツールです。

今回はウェブ選挙システムを利用して選挙・議決権行使を行う場合の、具体的な流れについてご紹介します。

この記事では上記の4ステップについて、準備すべきことやポイントとなる点を説明しています。
ウェブ選挙システムの導入を検討中の方や、選挙業務を省力化したいとお考えの方はぜひチェックしてみてください。

目次

  • 1.【ステップ①】立候補・議案公開
    • 1-1. 立候補・議案公開で主に作業すべきこと
    • 1-2. ウェブ選挙システムを使うことのメリット
  • 2. 【ステップ②】投票・議決権行使
    • 2-1.投票・議決権行使で主に作業すべきこと
    • 2-2.ウェブ選挙システムを使うことのメリット
  • 3. 【ステップ③】開票
    • 3-1. 開票で主に作業すべきこと
    • 3-2. ウェブ選挙システムを使うことのメリット
  • 4.【ステップ④】開票結果公開(通知)
    • 4-1. 開票結果確定後主に作業すべきこと
    • 4-2. ウェブ選挙システムを使うことのメリット
  • まとめ

1.【ステップ①】立候補・議案公開

選挙や議決権行使をウェブ選挙システムで実施する場合、最初に行うべきことが立候補・議案公開のための作業です。

具体的にどういう作業が必要になるのか、ウェブ選挙システムを導入することでどういうメリットがあるのかを順番に
見ていきましょう。

1-1. 立候補・議案公開で主に作業すべきこと

選挙の立候補や議決権行使の議案公開において主に作業すべきことは、以下のとおりです。
システム導入時の具体的なイメージをつかむ参考にしてみてください。

立候補・議案公開で主に作業すべきこと
選挙の場合・会員名簿を準備する(有権者や候補者のデータ作成)
・今回実施する選挙の内容について、定数・票数などを確認しておく
・会員名簿データの登録や選挙情報の設定をする
・会員(有権者・候補者)へログイン情報の通知を行う
議決権行使の場合・議案PDFを作成する(必要な場合)
・今回実施予定の議決権行使内容について確認しておく
・会員名簿(行使人)データ作成・登録、議決権行使情報の設定をする
・会員(行使人)へログイン情報の通知を行う

1-2. ウェブ選挙システムを使うことのメリット

立候補・議案公開の段階ではウェブ選挙システムを使うことで、次のようなメリットがあります。

立候補・議案公開でウェブ選挙システムを使うことのメリット
選挙の場合・立候補受付審査におけるプロフィール状況などを簡単に確認できて、効率的
・立候補者が定数を超えず、投票が行われない「無投票選挙」となった場合には
従量料金は不要となり、基本サポート料金のみが発生するのでリーズナブル
議決権行使の場合・議案をオンラインでチェックできるので、どこででも確認しやすく
ペーパーレス化もできる
・PDFデータを添付している場合は詳細も確認可能

2. 【ステップ②】投票・議決権行使

次に、選挙の投票・議決権行使の段階で主に作業すべきことや、ウェブ選挙システムを使うことのメリットを見ていきましょう。

2-1.投票・議決権行使で主に作業すべきこと

投票・議決権行使の段階では、投票率や行使率の確認作業やリマインド作業などを中心に行うことになります。
どちらも、システム上で簡単に処理することが可能です。

投票・議決権行使で主に作業すべきこと
選挙の場合・投票率をリアルタイムで確認する
・郵送投票も実施している場合は、返送された投票用紙(封筒)を保管する
・未投票者へメールでリマインドする
議決権行使の場合・行使率をリアルタイムで確認する
・Web行使以外の行使結果を登録する
・行使権者全体へメールでリマインドする

2-2.ウェブ選挙システムを使うことのメリット

ウェブ選挙システムを使うことで、投票・議決権行使の段階でも、さまざまなメリットがあります。
i-Voteのメニュー内にあるメール配信機能は無料で使えるため、リマインドが気軽に送れます。
宛先条件や送信のタイミングも選べるので、手間を省いて、投票率・議決権行使率を高める施策を取ることが可能です。

また、ウェブ選挙システムではどこからでも投票や議決権行使ができます。そのため投票率を高めやすいことも、メリットと言えるでしょう。
さらに1万件未満であれば、誰が投票を確定しているかを有権者一覧からCSVデータで取得することもできます。

3. 【ステップ③】開票

選挙・議決権行使の開票段階では、どのような作業やメリットがあるのでしょうか。順番にご紹介していきます。

3-1. 開票で主に作業すべきこと

開票で主に作業すべきこと
選挙の場合・必要に応じて郵送投票分の投票結果を候補者別に集計し、システムへ取り込む
(専用フォーマットあり)
・当落を選択し、必要に応じて一時保存しておく
・開票結果及び当落を確定させる
議決権行使の場合・Web行使以外の行使結果をシステムに登録する
・行使結果の確定及び確認をする

選挙・議決権行使の開票段階で発生する主な作業は、以下のとおりです。

3-2. ウェブ選挙システムを使うことのメリット

ウェブ選挙システムを使うことで以下のとおり、開票段階における業務効率化や、事務処理誤りの防止ができます。

  • ・web投票分はシステムで自動集計できるため、効率的
    ・郵送投票との合算機能で取り込み可能なので、手間が省ける
    ・得票の多い順に表示できて、当落の確認が簡単
    ・集計作業に人の手がほとんど入らないので、結果の信頼性が高まる
    ・定数以上の当選者選択不可なので、事務処理誤りを防げる

余計な労力を省きたい場合や、結果の信頼性を高めたい場合に、最適です。

4.【ステップ④】開票結果公開(通知)

最後に、開票結果の公開や通知を行う段階での主な作業や、ウェブ選挙システムを使うことのメリットを解説します。

4-1. 開票結果確定後主に作業すべきこと

選挙や議決権行使の開票において作業すべき主な内容は、以下のとおりです。

開票結果確定後、主に作業すべきこと
選挙の場合・結果の資料をダウンロードする
・システム上で結果の公開/非公開を選択する
・開票確定時にメールで選挙終了
・結果確定通知を自動配信可能
議決権行使の場合・管理者アカウントでの結果確認
・開票確定時にメールで選挙終了
・結果確定通知を自動配信可能

4-2. ウェブ選挙システムを使うことのメリット

ウェブ選挙システムではシステムからのメール自動配信や任意でのメール一括配信が充実しているので、開票結果の公開などに関する業務を効率化できます。

また、選挙運営の全ての業務をインターネット上で実施できるので、テレワークにも対応可能です。
多様な働き方を実現するうえでも、ウェブ選挙システムは欠かせないと言えるでしょう。

まとめ

選挙・議決権行使に関係する業務は、立候補・議案公開から開票結果公開(通知)まで、さまざまな作業が必要です。
ウェブ選挙システムを導入することで、業務の効率化や、事務処理誤りの防止に役立ちます。

ウェブ選挙サービス「i-Vote」では、検討段階から選挙終了まで、きめ細かなサポートを行っています。
少しでも選挙に関する業務の負担を軽くし効率化したい場合は、気軽にお問い合わせください。