前回はi-Voteを導入した際の準備時間やコストの削減についてご説明しました。
では、実際の投票期間中には従来の選挙と比べどのような変化があったのでしょう。

2.投票期間中の業務の効率化

従来の投票用紙を用いた選挙では、以下のような課題がありました。

返送された投票用紙の保管、管理
開票されるまで投票率がわからない
遠方から返送された投票用紙が締め切りに間に合わない

i-Voteの導入により、リアルタイムで投票状況の把握が可能となります。
有権者ごとの投票済み、未投票の確認に加え、投票率も即座に確認できるため、
投票率が低迷している際には適切なタイミングでリマインドメールを送信することが可能です。

さらに、i-Voteのメールシステムは未投票者のみにリマインドメールを送れるため、
すでに投票済みの有権者に不必要なメールを送る心配もありません。
また、膨大な投票用紙を保管する必要がなく、物理的な返送の時間が発生しないため、
効率的でスピーディな運用が実現されました。

次回は、i-Voteの導入で改善されたという声を一番多く聞く、開票作業についてご紹介します。